系統用蓄電池システム
系統用蓄電池システムとは
系統用蓄電池システムは、送配電網に接続された蓄電池で、電力網の安定性と効率性を向上させる技術です。大規模な蓄電池を用いて、発電所や再生可能エネルギー施設で生産された電力を貯蔵し、需要に応じて放電します。これにより、電力需給のバランスを調整し、ピーク時の負荷を軽減します。また、再生可能エネルギーの変動性を補完し、電力の安定供給を実現します。近年では、電力市場に参画することで収益を得るビジネスモデルも構築されています。

系統用蓄電池システムの課題とNExT-eSの解決策
課題01
蓄電池の寿命や劣化に対する長期使用の不安
蓄電池の寿命を最大化
NExT-eSは、特許を取得した独自のアクティブ・バランス制御技術により、蓄電池の寿命を最大化しました。
課題02
運用時の手間、
メンテナンスの不安
遠隔監視・制御サービスを提供
BMSで取得したデータをクラウドで管理する遠隔監視・制御サービスを提供しています。24時間365日、セル単位でのリアルタイムにモニタリングが可能。異常時にはアラート発報することができるため、運用の手間を軽減しながら監視、劣化予測を行えます。
課題03
大規模化に伴う
カスタマイズの難しさ
カスマイズ性が高い自社開発製品
自社開発のデバイスを蓄電池パック、蓄電池システムに配置しており、さまざまなサイズの蓄電システムを柔軟に構築できます。自社で設計した蓄電池モジュール、蓄電池パックを使用することで、短期開発、短期量産を実現します。
課題04
蓄電池・蓄電システムの
安全性確保の課題
世界最高水準の安全性を実現
NExT-eS の蓄電池製品は、JISおよび電力会社の厳しい規格をクリアした高品質な製品です。
系統用蓄電池システムに対応するNExT-eSの製品
CE-KAN280
蓄電池コンテナ/空冷、産業用・業務用・系統用

CE-CHI306
蓄電池コンテナ/水冷、系統用

CE-OKI280N(実証機)
中古蓄電池を利用した蓄電池コンテナ/空冷、系統用

蓄電池システム・製品を支えるコア技術
- 独自のアクティブ・バランス制御を活用したBMS
- クラウド上で蓄電状況を管理する遠隔監視・制御技術
系統用蓄電池システムへの導入事例
中古車載電池を再利用した大規模蓄電システムの開発
東京都の技術開発支援事業として、EVリユース電池を使用した蓄電システムを栃木県那須塩原地区で構築しました(1MW/4MWh)。2024~2025年度には追加で10MWh規模を構築。EV電池パックを解体せず、BMSやハーネス交換で定置用蓄電池として活用することで大規模な蓄電システムを安価に構築する技術を実証しました。
コンテナに搭載して蓄電システムとして活用

東電HDとNTT-AEの系統用蓄電所に採用
