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中古電池の二次利用

中古電池の二次利用とは

中古電池二次利用の課題とNExT-eSの解決策

課題01

性能評価と安全性の確保

EVの普及に伴い、今後、車載用としての役目を終えた中古蓄電池の再利用が重要な課題となります。中古電池を二次利用する際の課題は、その性能評価と安全性の確保です。電池は使用状況や環境によって劣化度合いが異なるため、個々の電池の残存性能を正確に評価することが重要となります。また、劣化した電池を使用することによる安全上のリスクもあります。中古蓄電池を再活用するには、これらの懸念に応える技術が不可欠です。

解決策01

独自のバッテリー制御技術で
電池保護・残量計算・バランシングを管理・制御

蓄電池は新品であっても多少の容量バラつきがあり、中古電池では残量バラつきおよび劣化度と特性バラつきが積みあがります。中古電池を二次利用するには、これらのバラつきを制御することが重要です。
NExT-eSでは、独自のバッテリー制御技術(BMS/バッテリーマネジメントシステム)で、バラつきがある電池の取り扱いを可能にしました。このBMSには、当社が開発した独自デバイスであるACB(アクティブセルバランサ)、AMB(アクティブモジュールバランサ)、IHS(インテリジェントホットプラグスイッチ)などが活用されています。BMSには、バランシング(均等化)機能、電池セル保護機能、電池残量計算機能等が備わっており、中古電池を安全かつ効率的に二次利用できるシステムを構築しています。

課題02

経済性と市場整備

中古蓄電池を二次利用する場合、新品の電池と比較して、中古電池の再利用にかかるコストが見合わないケースも考えられます。また、中古蓄電池の再活用を事業として成立させるには、効率的な回収・再利用システムの構築や二次利用市場の育成も重要な課題となります。中古電池の二次利用を実用化するには、これらの経済的側面と技術的側面の両方を解決することが必要です。

解決策02

再利用を前提とした「リユース設計」で
ライフサイクルマネジメントを実現

NExT-eSが開発した蓄電池製品は、新品時(一次利用時)から、用途を変えて中古利用することを前提としたリユース設計を行っています。具体的には、EVでの役目を終えた車載用蓄電池を、電池パックを解体することなく、BMSによる回路制御やハーネス交換だけで定置用蓄電池として再利用できる製品を開発しています。はじめからリユースを想定した設計にすることで二次利用市場を育成し、二次利用で生じるコストを抑えることで経済性を改善しています。当社では、これらの仕組みをB-LCM(Battery - Life Cycle Management)と呼び、持続可能なエネルギーソリューションの形として推進しています。
他社が開発した蓄電池パックでも解体せず、BMSなど最低限の部品交換により、リユースでき、コスト削減に寄与しています。
B-LCM

中古電池の二次利用に対応するNExT-eSの製品

CE-OKI280N(実証機)

中古蓄電池を利用した蓄電池コンテナ/空冷、系統用
CE-OKI280N

中古電池二次利用の蓄電池導入事例

中古車載電池を再利用した大規模蓄電システムの開発

東京都の技術開発支援事業として、EVリユース電池を使用した蓄電システムを栃木県那須塩原地区で構築しました(1MW/4MWh)。2024~2025年度には追加で10MWh規模を構築。EV電池パックを解体せず、BMSやハーネス交換で定置用蓄電池として活用することで大規模な蓄電システムを安価に構築する技術を実証しました。

中古車載電池を再利用した大規模蓄電システムの開発

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